予防接種

予防接種について

予防接種について吹田駅前つわぶき内科・整形外科では、各種接種を行っています。
予防接種とは、感染症の原因となる特定の病原体の病原性を弱らせたり、無力化した薬剤を注射することで、その感染症に対する免疫をつけるという予防的治療です。
100%感染しないというわけではありませんが、感染した場合も発症しにくくなる、重症化しにくくなるといった効果が期待できます。
ご自身、また周りの人の健康を守ることに繋がりますので、積極的な接種をおすすめします。
なお、在庫の関係がございますので、予防接種をご希望される方は、事前にご予約の上、受診してください。ご予約なしで受診された場合、その日に接種ができないことがあります。

当院で行う予防接種の種類

インフルエンザワクチン

毎年冬から翌年の春にかけて流行するインフルエンザの発症、重症化を予防するワクチンです。
インフルエンザは、毎年違う型が流行します。インフルエンザワクチンは、その型を想定して作られます。
基本的にすべての年代での接種をおすすめしますが、特にお子さん、ご高齢の方は肺炎を合併するなどして重症化するリスクが高くなります。
例年の流行の時期を考えると、10月~12月中旬頃に接種するのが理想的と考えられます。
65歳以上の方は、定期接種として受けられます。

MRワクチン

MRワクチンとは、麻しん・風しん混合ワクチンのことを指します。
子どもの定期予防接種として、1歳~2歳の誕生日の前日までに1回、小学校に入学する前の1年間に1回と、計2回の接種が推奨されています。
妊娠初期の女性が風しんになると、生まれてくる赤ちゃんが先天性の心疾患・白内障・難聴などを発症する可能性が高くなります。そのため、妊娠を希望する女性は、抗体検査を受け、抗体価が低い場合には接種をご検討ください。
なお、平成2年4月2日以降に生まれた方は現在の2回の定期接種を受けていますが、昭和54年4月2日~平成2年4月1日生まれの方は1回、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は0回となっております。接種をご検討・ご希望される場合には、一度当院にご相談ください。

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルス感染症の発症、重症化を予防するためのワクチンです。
当院では、ファイザー社製のワクチン、武田薬品社製のワクチン(ノババックス)をご用意しております。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹の原因となるのが、水痘・帯状疱疹ウイルスです。水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した場合には、まず「水ぼうそう」として発症します。その後水ぼうそうが治ってからも、ウイルスは体内に潜み続け、体力が低下した時などに活発化し、「帯状疱疹」を発症します。
帯状疱疹ウイルスワクチンは、過去に水ぼうそうにかかり、帯状疱疹のリスクが高い50歳以上の方が対象となるワクチンです。接種によって帯状疱疹の発症、重症化、帯状疱疹後神経痛のリスクを下げることができます。
なお帯状疱疹ウイルスワクチンは、現在のところ任意接種となっています。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症予防、重症化予防のためのワクチンです。
国内では、肺炎で亡くなる方のうち97%以上が65歳以上の高齢者となっています。また成人の肺炎のうち約30%が、肺炎球菌を原因として発症します。
吹田市に在住する65歳以上の方、または60歳~64歳で身体障害者手帳1級相当の心臓・腎臓・呼吸器の障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害のある方は、自己負担金4,000円の定期予防接種として受けていただけます(但し、これまでに23価肺炎球菌ワクチン「ニューモバックス」の予防接種を受けたことのない方に限り)。
対象外の方も任意接種として受けていただけますが、その場合は前回の接種から5年以上が経過している必要があります。

予防接種のご予約

予防接種のご予約予防接種をご希望の方は、WEBまたはお電話でご予約の上、受診するようにしてください。
ご予約なしでご来院になり、在庫がない場合には、その日に接種することができません。

予防接種の費用について

市区町村など自治体が主体となって行う「定期接種」は原則として公費負担となります(一部ワクチンは自己負担)。
希望者が各自で受ける「任意接種」については、患者さんの自己負担となります。
副作用などについて気になる点がございましたら、受診の際に医師にお尋ねください。

費用

定期接種

ワクチン名 予防できる感染症
Hibワクチン Hib感染症(細菌性髄膜炎、喉頭蓋炎など)
小児用肺炎球菌ワクチン 肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎など)
ロタウイルスワクチン 感染性胃腸炎
4種混合ワクチン ジフテリア、破傷風、ポリオ、百日咳
BCG 結核
水ぼうそうワクチン 水ぼうそう
日本脳炎ワクチン 日本脳炎
HPVワクチン 子宮頸がん

※任意接種の費用は税込み表示です。

任意接種

ワクチン名 予防できる感染症 費用
おたふくかぜワクチン 流行製耳下腺炎 4,500円
3種混合ワクチン ジフテリア、破傷風、百日咳 5,500円
2種混合ワクチン ジフテリア、破傷風 3,900円
インフルエンザワクチン インフルエンザ ※準備中
A型肝炎ワクチン A型肝炎 8,000円
B型肝炎ワクチン B型肝炎 4,800円
MRワクチン 麻しん、風しん 9,000円
髄膜炎菌ワクチン 髄膜炎菌感染症 22,000円
新型コロナウイルスワクチン 新型コロナウイルス感染症 16,500円
帯状疱疹ワクチン 帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛 7,800円
肺炎球菌ワクチン 肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎など) 7,800円

予防接種の費用は
医療費控除の対象になる?

予防接種にかかった費用は、定期接種・任意接種にかかわらず、医療費控除の対象にはなりません。
病気の予防を目的とした診療・医薬品等の購入は、医療費控除制度における「医療費」には該当しないためです。